コラム
沖縄県北部に生息し絶滅の危機にある国の天然記念物・ヤンバルクイナの輪禍対策として、内閣府沖縄総合事務局北部国道事務所が2007年度の繁殖期に高さ1メートルの柵を沿道に設けたところ、道路への侵入を完全に防ぐことができた。
高さ1・5メートルとされる跳躍力に対して効果が実証され、同事務所は「設置個所の拡大へ向け貴重な成果」としている。
環境省やんばる野生生物保護センター(沖縄県国頭村)によると、輪禍は05年に12羽、06年に13羽、07年は23羽で、うち20羽が死んだ。増加傾向にあり、対策が求められている。
同事務所は専門家から「1メートルくらいなら無理して飛び越えないのでは」との助言を受け、07年6、7月、中心的な生息地の国頭村で、国道58号線の3区間(各300メートル)にプラスチック製の柵を設置した。
どの区間も道路への侵入が多い所で、同事務所はビデオカメラを据え、設置前後の侵入回数を比較した。設置前に44日間調べた2区間はそれぞれ13回と59回、6日間調べた1区間は78回だったが、設置後はほぼ同じ期間で調べたがいずれもゼロだった。
野生動物保護に取り組むNPO法人「どうぶつたちの病院」(同県うるま市)事務局長で、生態に詳しい長嶺隆さん(44)は「野生動物はあえて面倒くさいことはしないから、飛び越えなかった」と推測する。
同事務所調査課の真栄里(まえざと)和也課長は「08年度も同じ区間で取り組み、将来は拡大したい。コストは低く抑えたいので、柵の高さが1メートルで済んだ意味は大きい」としている。今回の予算は約700万円。08年度は同じ柵を使い、4〜6月の繁殖期全体で実験する計画だ。
ただ「柵を設けると小動物の活動を分断し、生態系を乱す」との指摘もある。このため、設置個所の道路下を横切る水路に照明を付け、その中をヤンバルクイナが通過するかどうかも調べる。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_08010556.htmより引用
高さ1・5メートルとされる跳躍力に対して効果が実証され、同事務所は「設置個所の拡大へ向け貴重な成果」としている。
環境省やんばる野生生物保護センター(沖縄県国頭村)によると、輪禍は05年に12羽、06年に13羽、07年は23羽で、うち20羽が死んだ。増加傾向にあり、対策が求められている。
同事務所は専門家から「1メートルくらいなら無理して飛び越えないのでは」との助言を受け、07年6、7月、中心的な生息地の国頭村で、国道58号線の3区間(各300メートル)にプラスチック製の柵を設置した。
どの区間も道路への侵入が多い所で、同事務所はビデオカメラを据え、設置前後の侵入回数を比較した。設置前に44日間調べた2区間はそれぞれ13回と59回、6日間調べた1区間は78回だったが、設置後はほぼ同じ期間で調べたがいずれもゼロだった。
野生動物保護に取り組むNPO法人「どうぶつたちの病院」(同県うるま市)事務局長で、生態に詳しい長嶺隆さん(44)は「野生動物はあえて面倒くさいことはしないから、飛び越えなかった」と推測する。
同事務所調査課の真栄里(まえざと)和也課長は「08年度も同じ区間で取り組み、将来は拡大したい。コストは低く抑えたいので、柵の高さが1メートルで済んだ意味は大きい」としている。今回の予算は約700万円。08年度は同じ柵を使い、4〜6月の繁殖期全体で実験する計画だ。
ただ「柵を設けると小動物の活動を分断し、生態系を乱す」との指摘もある。このため、設置個所の道路下を横切る水路に照明を付け、その中をヤンバルクイナが通過するかどうかも調べる。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_08010556.htmより引用
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